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つもりを無くす

2014.03.14院長日記

子供の頃の休日には
しばしば最寄りの空港で
プロペラ機の発着を見ていたので
パイロット に憧れていました。

もちろん 仮性近視 が
本物の近視&乱視に
なってしまうまでですが。

 

航空機関連のドキュメンタリーなどは
好んで観ます。
「航空事故調査官」の特集についても
いまでも観ていて血が騒ぎます・・・

 

最近とある本で読んだ
驚きの事実がありました。
もちろん 今では改善され
そのようなことは
まずないそうですが。

 

その内容は次の通り。

 

「機長、
気象レーダーが大いに役立っています・・・」
と 機関士がコメントしたのは
悪天候の中、着陸しようとしていた機が
目視できないほどの状況でのこと。

 

滑走路を探す機長には
自機が降りるはずのそれは見えず
次第に緊迫していくコクピット内部。

 

そしてその数秒後に
着陸復航を目指したものの
もはや 時すでに遅く・・・墜落。

 

ドラマではなく 実際に起きた事例でした。

 

先の
「気象レーダーが大いに役立っています」
というコメントは
絶大な権力者であった機長に
どうにか 忠告を促そうと
苦肉の遠回しのコメントで
機関士が勇気を振り絞って
発した言葉だったのだとか。

 

(というのも 以前の間違いの際
機長から
平手打ちを喰らわされていた背景も
ありました)

 

でも、もし もっとはっきりと
「目視は危険です。計器を重点に行きましょう」
と言えていれば 事故は回避されたと。

 

こういう事例は 意外に多くの現場でありえます。

 

特に、大きな組織で出世が絡む場合や
権力階層が強い場合です。

 

安全のためには権力が悪いというよりも
二重 三重のチェック機構を作り
曖昧すぎる表現で
自分だけが伝えたつもりを
無くす努力が求められます。

医療でも 大きな教訓となりえます。

 

 

追伸:

そうそう、こちらへおいでの際にも
奥せず伝えたいことは 話してくださいね!