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治療後、皮膚で起こる炎症後色素沈着とは?

2017.09.21シミ予防・治療法

私たち東洋人の皮膚でシミ取りを行う際の「KTP532レーザー」や「IPL(光治療)」であっても、どうしても避けて通れない反応「色素沈着」があります。

それが「炎症後色素沈着」です。

 

避けて通れない「炎症後色素沈着」とは

炎症後色素沈着とは、メラニンなどを熱分解治療をするにあたって、皮膚のシミが取れるゴールまでの間に、色のもととなるメラノサイトによってメラニンが作り出され、色が一時的に濃くなって見える反応のことです。

美容皮膚科学会誌の女子医大からの報告論文の中で、日本人の炎症後色素沈着の発症頻度についてさまざま載っています。

判定の仕方にもよりますが、シミ治療で使用する「KTP532レーザー」での炎症後色素沈着は、低い報告で10%、高い報告では47%といった数字が挙げられています。

 

私たちの経験でも最低でも10人にお1人は、炎症後色素沈着が出ます。

(ただしシーズクリニックでは、シミ取りレーザーが適さない方をかなり除外しますので、数値が低く出ています)
当院では、かさぶた・テープが必要となるHLLT(高出力レーザー治療)については、基本的に「一発勝負」としています。

(HLLTについては以前の記事、レーザー治療で気になるダウンタイムの分類をご確認ください。)

 

短い期間に立て続けに2度・3度のレーザー照射をしてみても、皮膚にも負担がかかり色素沈着しやすくなりますので当院ではオススメしていません。

また、適切なケアを続けることで、炎症後色素沈着はいずれ薄くなっていきます。

 

仮に、炎症後色素沈着が稀に強めに出る肌質の方でも、ご自宅で塗り薬を切り替えながら、根気よく抑えていくことで落ち着いていきます。

肝斑が合併している場合など、人によっては数年消えないケースを見かけることもありますので、施行するかしないかの判定が大切(極少数で、レーザートーニング照射をおすすめすることもあります)。

 

普段からスキンケアをして、色素沈着を防ごう

シミの治療期間中はもちろんのこと、普段の生活でも色素沈着は起こりやすいです。

例えば、しっしん、かぶれ、虫刺され、傷痕、フェイスマッサージ、ムダ毛を抜いた後などで皮膚が刺激を受けても、色素沈着は起こることがあります。

色素沈着は、皮膚の炎症部分に紫外線が当たるとさらに強くでやすいため、普段からのUV対策は欠かせません。

 

また、色素沈着で増えてしまったメラニンは、ターンオーバーを活性化させることでも外に排出しやすくなります。

体のホルモンバランスを整えてターンオーバーを促すためにも、基本的な生活習慣を見直すことも大切です。

 

炎症後色素沈着は100%避けて通ることはできませんが、見極めと照射の工夫で最小限に抑えることは可能ですので、レーザー治療後のシミのない美肌により早く出会えるでしょう。