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レーザー治療で気になるダウンタイムの分類

2016.04.07レーザー治療機器

レーザー治療を受けようかなと思われた場合に気になるのは
「結構痛いんだろうか?」
「赤みは何日続くのだろう?」
「どれくらいテープとか貼るのかな?」
といったことではないでしょうか?

治療を受けて、普段の生活に制限がある時間を「ダウンタイム」と呼びます。
この程度や時間については感じ方にも人それぞれ違いがあるので表現するのは難しい面もあるのが実際のところです。

 

レーザーの出力は大きく分けて3つ

現在では、シミ・あざ・イボ・ニキビ・たるみなど、肌を美しくするための治療で使用されているレーザー。
そもそもレーザー治療は、レーザー照射によって起きる身体への反応を利用して行っています。

寒い日に太陽光を浴びると身体は暖かくなりますが、これは太陽光によって身体に”光熱反応”が起きたからです。過度に太陽光を浴びると、日焼けや火傷が起きます。

光のエネルギーが熱に変わるという点でレーザーもこれと同じなのです。

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レーザー光は、照射した点からまるく同心円状に周辺部や深部に広がります。照射した点の光の密度が一番高く、照射した点からの距離が離れるにつれて、光の密度は低くなります。

この光の密度によって、レーザー照射によって起きる身体への反応が変わるため、治療では患者さまの症状に適したレーザーの出力を設定します。
その際、レーザー治療機器の種類や設定によって生じる「肌への負担」の目安として下記の3つに分類されています。

  1. HLLT(ハイレベルレーザートリートメント):高出力レーザー治療
  2. MLLT(ミドルレベルレーザートリートメント):中出力レーザー治療
  3. LLLT(ローレベルレーザートリートメント):低出力レーザー治療

 

ダウンタイムが必要な「HLLT」。分類のはじまり

もともとは日本医用レーザー研究所の大城先生が御提唱されたことから始まっています。

レーザーを生きた体に照射した際、レーザー治療機器や設定の度合いによって、だいたいどの程度の負担(負担を受け止めていただく必要)があるか。
その目安として『外科的レーザー治療(HLLT)』『内科的レーザー治療(LLLT)』、両者の中間である『中反応レベルレーザー治療(MLLT)』の3つに分類されました。

 

レーザー治療のダウンタイムと照射時の痛みの目安

HLLT(外科的レーザー治療・高出力レーザー)

レーザー照射後、カサブタとなりテープを貼る期間があったり、数週間の赤みが出たり、メイク制限を伴うことがあるダウンタイムが必要な治療が、HLLTです。

HLLTは、シミ取りレーザー治療で使われるKTP532レーザーや、ほくろ除去治療で使われる炭酸ガスレーザーなどが該当し、照射中はパチパチと輪ゴムで弾かれたような痛さと言われています。

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LLLT(内科的レーザー治療・低出力レーザー)

弱いレーザー光の力での治療のため、照射後のダウンタイムがない治療は、LLLTです。

LLLTは、アトピー治療や傷の治りを早めるダイオードレーザーが代表ですが、レーザー以外の可視光線としてはバイオプトロンなどが該当し、照射中も照射後も痛みやヒリヒリを感じることはまずありません。

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MLLT(中反応レベルレーザー・中出力レーザー)

照射後、若干の火照りや湯上りの赤み程度で、すぐにメイクが可能な治療は、MLLTです。

MLLTは、総合美肌治療器フォトシルクプラスや肝斑治療で高い効果を発揮するレーザートーニングなどが該当します。照射中もちょっと熱い感じがしたり、あったかいソースが垂らされているような感覚です。

現在ではLLLTやMLLTという表現はしなくなったので少々わかりにくいかもしれませんが、元々はこの3つで分類されていました。

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まとめ

レーザー治療を検討し、ダウンタイムのことを知ると「私が望む治療はダウンタイムが必要なんだろうか」と、不安になると思います。

ダウンタイムが必要な治療になるかどうかは医師の判断によるものですが、何の治療をしたらダウンタイムが必要なのか。なぜ必要なのかを知っておくと、医師からの説明を理解しやすくなります。