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肝斑に効くトラネキサム酸って?使用ポイントや注意点

2017.07.01肝斑予防・治療法

女性にとってシミは嫌なものですよね。シミの大小に関わらず、悩んでいる女性は多いと思います。
(写真のタイプは 両頬骨の部分に肝斑と老人性色素斑が混在)

シミの中でも肝斑は、女性の顔、特に頬のあたりに左右対称に現れる、一番やっかいなタイプだと言われています。

この肝斑治療にはトラネキサム酸という成分が有効です。

ただ、長期に内服すると「トラネキサム酸は副作用があるのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
トラネキサム酸の成分や使用の注意点を見ていきましょう。

 

トラネキサム酸とは?どんな成分?

トラネキサム酸は、抗プラスミン効果を持つ薬剤です。
口内炎や喉の炎症を抑えるためや、外傷などの出血を抑える目的として使われており、安全性は確かな成分です。

 

トラネキサム酸が肝斑に効く理由

肝斑は、主に30~40代の女性にみられる症状で、経口避妊薬(ピル)の服用や妊娠などをきっかけに出現することがあり、女性ホルモンと関連があると言われていますが、はっきりとした原因はわかっていません。また、ストレスや紫外線の影響も大きいと考えられています。

ではこのトラネキサム酸、どのように肝斑に効くのでしょう?

実は、肝斑では「プラスミン」が活性化しており、これをトラネキサム酸が抑制することによって肝斑を改善していきます。

トラネキサム酸を取り入れた代表的な治療法としては、内服薬の服用です。
市販の内服薬「トランシーノ」もそれに該当します。

 

トラネキサム酸を使用するときのポイントや注意点

トラネキサム酸の使用のポイントは、継続して内服することです。
3か月以上など長期間にわたって続けたほうが、効果を感じやすいと言われています。
肝斑は一朝一夕では消えません。短期間で結果を出そうとせず、気長に続けることが大切です。

使用の注意点は、体質等によっては副作用があるかもしれないということを念頭に置いておくことです。

トラネキサム酸は副作用の少ない成分で作られていて、安全性の高い薬ですが、まれに食欲不振や嘔吐などの胃腸症状を引き起こすことがありますので、気になる方は医師・薬剤師に相談してください。

また、トラネキサム酸は出血を抑える作用があります。
心筋梗塞・脳血栓・脳梗塞・肺塞栓症など血栓による病気のある人は、必ず医師に相談してください。

 

市販薬は肝斑に効くのか??

トラネキサム酸は、内服薬として医療機関で処方される薬ですが、市販でも購入できます。

しかし、前で述べたように持病がある方は、絶対に自己判断で市販薬を内服しないようにしましょう。
内服薬を使用できない方は、塗り薬もあるので、医師に相談してみてください。

なお、市販のトラネキサム酸は薬剤師と相談の上、服用期間をしっかりと守ってください。

肝斑治療にはレーザー治療という方法も

これまで一般的なシミ取りレーザー治療では肝斑が悪化することもあり、肝斑には不向きとされてきましたが、現在は、肝斑に対して有効な「レーザートーニング」という治療法があります。

このレーザー治療と併用してトラネキサム酸を服用することで、分解と予防のダブルの効き目を期待できます。

 

まとめ

肝斑治療に有効なトラネキサム酸。

トラネキサム酸は医薬品にも使われている安全な成分ですが、なかには副作用を感じる人もいます。

市販でも手に入りやすい薬ですが、副作用が心配な方は医療機関で相談してから処方してもらうのがおすすめです。
トラネキサム酸には止血作用があるため、持病のある方は必ず医師に相談してください。

トラネキサム酸とレーザートーニングというレーザー治療のダブル治療は、肝斑の改善にさらに有効です。