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妊娠によってできた肝斑。どう対処すべき?

2017.03.09肝斑予防・治療法

妊娠中の女性の多くが悩む、シミや肝斑。
これは、妊娠によって変わる女性ホルモンのバランスが大きく関係しているといわれます。
妊娠中にできてしまった肝斑はどのように対処したらよいのでしょうか?

 

妊娠したら肝斑ができやすくなる?

肝斑とは、両頬にできるもやもやっとしたシミで、30代以降の女性に現れやすく閉経を迎えると消えていくのが特徴です。
肝斑の原因は、プロゲステロン(黄体ホルモン)といわれる女性ホルモンの影響を受けることもいわれています。
女性ホルモンには、プロゲステロン(黄体ホルモン)と、排卵を促すエストロゲン(卵胞ホルモン)の2種類があります。
この2種類の女性ホルモンの分泌量が変わることで月経が引き起こされるのですが、妊娠を維持するためにホルモンバランスは大きく変化します。

美肌のテーマに対しては、プロゲステロンがメラニンの生成を活発にしてシミをできやすくしたり、皮脂量を増やして肌荒れを引き起こしたりします。
特に妊娠中はホルモンバランスの変化が複雑に影響し、肌にメラニンができやすくなり、肝斑をベースにして薄かったシミが目立つことがあります。
こういった妊娠中にできる肝斑は「妊娠性肝斑」と呼ばれ、多くの女性が経験するのですが、おおむね産後には落ち着きますから、むやみに恐れることはありません。

 

産後も肝斑ができやすい

妊娠性肝斑は、出産後にホルモンバランスが安定することによって、薄くなったり消えて行ったりなど改善していきます。
しかし、妊娠中は肝斑だけでなく元あった薄いシミが目立ちやすい肌の状態です。
あまり肌ケアをサボったり対策をしなかったりすると、産後もシミや肝斑が残りやすいのでその点は気をつけましょう。

産前産後はホルモンバランスも変化し、生活や体の環境も大きく変わるためシミや肝斑が、増えることもあります。
忙しい中でも、メラノサイトを刺激するような紫外線ケアを怠らず、皮脂や角質を洗い流そうと強く洗顔をしないなど、肌へダメージを与えないようにしましょう。

「出産すればいずれ妊娠性肝斑は治まる」とはいえ、油断せず、予防は引き続き努めるのが大切です。

 

妊娠した時や産後の肝斑治療はどうしたらいい?

妊娠性肝斑は、妊娠中にUVケア等で予防していれば、ホルモンバランスが整う産後2~3か月ほどで改善します。
ただし、元あった薄いシミが目立ち始めるケースもあるので、出産後は治療や予防を考えることが大切です。

 

妊娠中にできてしまった肝斑の治療法

・レーザー治療はドクターに相談
シミに効くといわれるレーザー治療も、肝斑の場合は個性が強いため、細かく計画し、かなり個別な計画での照射をする必要があります。共通マニュアルでのレーザー照射で、かえって色を濃くしてしまうことも。経験の多い専門の医師の元、適切な治療を受けることが大切です。
また、産後の体が安定し、授乳が終了したころからの計画をお勧めします。

・トラネキサム酸を服用
肝斑の治療には、色素沈着を抑えるトラネキサム酸の内服が効果的と言われます。
トラネキサム酸は副作用が少なく安全性も高いですが、ホルモン剤の内服や喫煙する方は注意が必要です。
ドラッグストアなどでも入手が可能ですが、治療目的の場合は、お近くの皮膚科で処方してもらうと良いでしょう。

 

肝斑の予防

妊娠中の敏感肌は、シミや肝斑ができやすい状態です。できる前に予防を心がけるようにしましょう。

・紫外線対策をおこたらない
妊娠中はメラノサイトの働きが活発になり、メラニンの生成は通常より増加しています。
産後にメラノサイトの働きが通常に戻っても、元あった薄いシミの予備軍などが目立つことがあります。
そのため、妊娠中は特に、紫外線対策が重要です。

・ターンオーバーを活発にする
いくら紫外線対策をしたとしても、メラニンの生成をゼロにすることはできません。
できてしまったメラニンは、肌のターンオーバーを活発にすることによって 授乳後から排出する計画をたてましょう。

・ビタミンCがおすすめ!
ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑え、肌のターンオーバーをスムーズにします。
サプリメントなどの活用もよいですが、妊娠中はなるべく食事から摂取するように心がけましょう。
いちごやみかん、ブロッコリーやほうれん草など、つわりがあっても食べやすい食品や、妊娠中に嬉しい葉酸や鉄分も一緒に摂取できる食材がおすすめです。

・ストレスフリーを心がけて
妊娠中はいつもと違う心身状態になるため、ストレスがたまりやすくなります。
おなかが重くて睡眠不足になったり、疲れやすかったりすると、ホルモンバランスに影響を与えることも考えられます。
無理をせず、ご自分なりのリラックスを心がけましょう。

 

まとめ

妊娠によってできる肝斑は「妊娠性肝斑」という名前がつきますが、産後にホルモンバランスが落ち着けば改善するといわれているため、妊娠中はあまり思い悩まずにシミや肝斑の予防を心がけましょう。
しかし、産後にシミや肝斑が気になってストレスになってしまう場合は、授乳終了のタイミングで治療を受けることおすすめします。

 

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