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産後に現れたシミの原因と対策について

産後に現れたシミの原因と対策について

2018.06.30シミ予防・ケア

産後にシミができてしまった…。
これは普通のシミと同じようなものなのか、それとも妊娠したことによる何か特別な原因や対策方法があるのか・・・?

今日はそんなお悩みに答えていきたいと思います。

 

 

産後にシミができた原因は、ホルモンバランスの変化

妊娠中や産後は、ホルモンバランスが変化するのはご存知かと思います。
エストロゲン(女性ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)やそれらを分泌刺激する下垂体ホルモンなどのバランス変化がおきています。

 

エストロゲン(女性ホルモン)

産後はエストロゲンの分泌が急激に減ることで肌の角層バリア機能が低下し、外部の刺激を受けやすくなることもあって色素沈着しやすい状態になっています。

特に紫外線などのダメージをふだんより受けやすくなっていて、シミの原因にも。

あるデータでは、42%が産後、26%が妊娠中 29%が妊娠前に肝斑が出たそうです。

また ピルの服用の一部にも関係があるようです。

閉経後のホルモン補充中も紫外線への注意は必要です。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

妊娠中はプロゲステロンが増加して妊娠に必要な役割を果たしてくれますが、シミの原因となるメラニン色素の活性化を促してしまうのでシミが濃くなりやすい状態にあります。

産後はプロゲステロンの分泌が一気に減少しますが、妊娠前の分泌量に戻るには出産から半年ほどかかります。

このホルモンバランスの変化は肝斑やシミを作る原因にもなっている場合も疑われます。

また、一部の肝斑では、甲状腺ホルモンの機能異常も疑われています。

 

産後の肌環境。消えるシミと消えないシミがある

ストレスのたまりやすい産後の肌環境は、シミが非常に出来やすい状態と言えます。

ストレスは肌のターンオーバーを遅らせたり、ホルモンバランスも変化させたりと、シミを作りやすい状態になりがちです。
出来るだけストレスをうまくやりすごせるよう心がけるとよいでしょう。

また、シミには消えるシミと消えないシミがあります。
妊娠出産などでホルモンバランスの変化によりできた肝斑のメラニン色素は ふだんの体調に戻るにつれて 少しずつ消えていくシミです。

一方、外的要因(紫外線や肌への刺激など)から出来た 紫外線老化で出たシミは消えないシミです。

 

 

自宅でコツコツと!心がけるべき産後のシミケア

特にシミが出来やすい状態になっている産後の肌。徐々にホルモンバランスが通常に戻りシミが薄くなるものの、ご自分による日頃のケアがとても大切になってきます。

次の基本的なシミケアは欠かせません。

・日焼け止めクリーム、日傘、帽子などで紫外線対策
・ビタミンCやビタミンAはシミ対策として有効。食事に加えてサプリを活用
・美白効果入りの化粧品でたっぷり保湿を意識したスキンケア

 

 

美容皮膚科で除去!育児で毎日しっかりシミケアできない方にはプロの技を

産後はシミになりやすいだけでなく、今までのように自分の肌をいたわる時間もままならないほど忙しいでしょう。

シミケアはできるだけ念入りに行いたいところですが、自分で毎日適切なケアを続けるのはなかなか難しいもの。
そんな時は、プロに頼ることがオススメです。

普段以上の肌ケアでしっかりとシミ対策をすることで、全く違う結果が待っていますよ。

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