目から入る紫外線でシミが出来るのはナゼ!?
2018.06.24シミ予防・ケア
夏に近づくにつれ、陽射しは日に日に強くなり、肌は日焼けしやすくなっていきます。
紫外線対策は、顔や手・首などの肌だけではなく、目の紫外線対策も忘れてはいけません。
皆さんは目の紫外線対策は、しっかりできていますか?
目から入る紫外線の影響
多くの方が肌の紫外線対策を気にされますが、目から入る紫外線対策は忘れられがちです。
強い光(紫外線)の障害は角膜や水晶体という印象が強いですが、近年では、目から入る紫外線によって肌がくすみやすいことも言われ始めてきました。
しかし、実際には肌の紫外線対策と比べてもまだ目の紫外線対策の意識は薄いかもしれません。
目から入る紫外線の「メラニン色素」が生成される仕組み
目に入る紫外線の刺激は、以下の流れのように全身にメラニン色素を増やす信号を与えています。
①目に紫外線が入ると、眼球の奥にある網膜を刺激する
②網膜の刺激で脳が「紫外線が体内に入った」と判断し、全身へ向けてメラニンの産生を促す
③皮膚などでのメラニン色素が新たに生まれる
どんなに肌の紫外線対策を行っていても、目から入った紫外線によってメラニン色素が増えるので、最終的にはシミを増やす影響にもつながるようです。
紫外線対策は、肌の紫外線対策だけでは充分とは言えないのです。
唯一、外気にさらされている目
目は、人の体の臓器の中で、唯一外気にさらされ続けています。
その分、外的な刺激も受けやすく、日々刺激と戦っています。
目が長時間紫外線を浴びていることを考えると、紫外線に対する反応(身体のメラニン色素の増加)は当たり前の働きと言えるでしょう。
目の紫外線対策で肌のシミを防ぐ
UVカット機能のファンデーションや日焼け止めも、最近では良質なものが増え、多くの女性の方々はしっかり肌の紫外線対策ができているように思います。
それと同じように、目の紫外線対策も必要です。
サングラスやUV加工されたつばの広い帽子、日傘など、目からの紫外線をなるべく入り込ませないようにしましょう。
UV機能のあるサングラスは紫外線対策には大変有効です。
白内障などの目の病気の予防としても大切です。
黒いサングラスの落とし穴
UVカット機能のついたサングラスを選ぶことはもちろんですが、黒いものではなく、色の付いていない透明のものや、または黄色系の薄い色のサングラスのほうが良いです。
黒いサングラスは実際よりも暗く見えるので、目の瞳孔が大きく開きやすく、その分紫外線も入りやすくなってしまうためです。
UVカット機能のついていないような黒いサングラスは逆効果になり、目にも肌にも悪影響を及ぼしてしまいます。
UVカット機能はもちろんですが、なるべく薄い色のものを使用することをお勧めします。
まとめ
直接肌の日焼け対策だけでは、実は物足りなかった紫外線対策。
目の紫外線対策もしっかり行うことが大切です。
また、肌の内側から紫外線による肌ダメージを防ぐ、「飲む日焼け止め”ヘリオケア”」も人気です。
肌の紫外線対策は、内側からもアプローチを。シミのきっかけを作らない環境をしっかり整えておきましょう。
やむを得ず紫外線を浴びてしまった後は、美容皮膚科でシミ取りやシミを作らせない美肌ケアオススメです。