ほくろの治療で傷痕を残さず綺麗にするためには
2014.07.25ほくろ予防・ケア
顔にあると、気になるほくろ。チャームポイントになる場合もありますが、なにかと気にされる方は多いでしょう。
ほくろは人によって、大きさもできる場所も様々で、ほくろの症状によって除去治療の方法は変わります。
ほくろのタイプによって異る治療期間。
1~2mmのサイズだと、ほとんどの場合は1回の炭酸ガスレーザーで終了します。
3mmを超えるサイズの場合は、レーザー治療にこだわらず 保険証をもってお近くの形成外科で相談されるとよいでしょう。
ほくろは大きいから根深く、小さいから浅いとも言い切れません。
また どこの部位にでているかでも 傷痕の出方はかわります。
治療期間は、赤みが完全に引くことを想定して、4~5か月の余裕を持っておきましょう。
小さなほくろのように見えるタイプはフォトシルクプラスやライムライトなどの光治療・IPLで反応を見ることもあり
当院では、「1mm程度のほくろで根が極浅いタイプ」の場合、またテープを貼って過ごすのが難しい方の場合には、フォトシルクプラスやライムライトなどの光処置を行い、反応を見ます。
また「2mmを超えるほくろ」ではIPLなどの光はほとんど反応しませんので、炭酸ガスレーザーやQスイッチレーザーでの処置を行います。
ほくろのサイズが3㎜を超えたり 鼻やまぶた(上/下)など部位によっては形成外科での治療をオススメします
単純なほくろではない場合や、良悪性の検査が必要な場合、レーザーでの処置は不向きです。
また以下のケースも場所によってはレーザーでの処置は不向きですので参考にしてください。
①3mmを超えて大きいサイズ
②幼少期からずっとあるいわゆるアザの特徴が強いケース
③まぶたの縁 まつ毛の近く
④傷の残りやすい部位(鼻 まぶた 口回り 耳 毛の生えている部位)
こういった場合は ほくろ除去に伴い、痕が残りやすくなります。治療前にもよく相談することが大切です。
また、レーザーでのほくろ除去は「根が深い場合は再発しやすい」
「ノーメイク痕がつるつるの状態にはならない」などの懸念もあります。
レーザーでのメリットが活かされないタイプについては
形成外科での切除治療の方が早くてきれいな治療の痕が期待できます。
ほくろの「治療痕の傷」は意識の違い
「傷が残るかどうか」というご心配ですが、どの程度の痕を傷とみなすかというのがポイントとなります。
あきらかな凹みや縫い傷を「傷」とするのか、ノーメイクでじっくり見て周囲となじんでいても「傷」と思う方もいます。
通常1~2mmの「ほくろ除去」では、傷や凹みが残るリスクはほとんどありません。
しかし鼻や口周り、瞼などの部分や、3mmを超えるサイズになりますと、何らかの「痕」は発生すると考えた方が良いでしょう。
また、口の周りや毛穴の多い部分では毛穴に沿って細かい黒い点々が何度も再発する事があります(ある程度限界は残るケースがあります)。
これは「ほくろ」とも言い難いのですが、保証期間であれば治療費無料で処置を繰り返してくれるクリニックもありますので、発見した場合はすぐに治療したクリニックにご相談ください。