教えて!大久保院長ブログBlog

トップ >

教えて!大久保院長ブログ >

たるみ予防・治療法 >

ハイフ(HIFU)の解説 その2

ハイフ(HIFU)の解説 その2

2023.04.05たるみ予防・ケア

引き締める深さによって、どんな効果が得られるのかについて説明します。

①筋膜の引き締め

先にストッキングのイメージを挙げましたが、筋膜というストッキングが間延びしている場合

ココを熱引き締めして、ハリ感を出す治療のHIFU(ハイフ)が有効です。

筋膜はお肌表面からの深さによって、熱引き締めによる「お肌のたるみ改善後の見た目」に違いが出ます。

一番深い層の引き締めは、全体を「地盤の改善」の様なハリ感が得られます。

一方、浅い層の引き締めは、直後に見た目のハリ感が手軽に得られるイメージです。

②コラーゲンなどの線維層(真皮層)

筋膜より浅い層、ハンバーガーに例えたら、真ん中のバーグの位置にあたります。

下のバンズは筋膜に、また上のバンズはお肌表面といったイメージです。

さて、この層にはコラーゲンやエラスチンなどのお肌のハリやボリューム感に影響する

大切な線維がたくさんある場所になりますが、

年齢や光による老化の影響で、すこしずつ量が減り、質も劣化していくことは免れません。

そこで、日ごろから美容のケアとして、熱刺激で新しいコラーゲンなど線維を生み出したり、

リフォームさせる作戦があります。

この深さに届くレーザーの刺激(当院はジェネシス中心)の他、

サーマクールの高周波による熱刺激と引き締めが有効です。

HIFU(ハイフ)も、この層に熱を送ることで、引き締め効果を狙います。

③お肌の表面

普段から直接手で触っているまさにお肌の一番表面。

シミや毛穴の開きの出口などが存在する一番浅い層です。

また表面のさらに一番表面の角層を実際には見たり触れたりしているので、

ここは引き締めというよりは、キメに影響する場所になります。

表面の層を改善しキメを整えることは、お肌の手触り、見た目の明るさなどに直結し、

うるおいのある美肌に影響します。

IPLと呼ばれる光治療(当院はライムライト)が効果を発揮しやすい浅い層です。

残念ながら、たるみに対しての強い効果は期待しずらく、

本格的なたるみ治療には不向きです。あくまでシミや毛穴など表面テーマが主体となります。

それでも、浅い層の改善は見た目のハリ感に短期間ではあってもつながりますので、

日ごろのメンテナンスとしては大切なエリア。

閉じる