自己流の顔マッサージは逆効果!?むくみやたるみに効果的な方法
2017.09.07たるみ予防・ケア
「小顔になりたい!!シワやたるみを予防したい!!でもエステに通う時間とコストが…。」
そう感じる人は「自宅でできるフェイシャルマッサージ」を実践している方も多くいらっしゃいます。
しかし実は、そこには気をつけなけばならない、むくみやたるみに繋がる落とし穴があるんです。
顔のマッサージは逆効果!?無知が招く3つの悲劇
お金をかけないように自分自身でマッサージをしている方、次のNG行動はしていないでしょうか?
NG1:強くこするマッサージ
頬を強くマッサージしたり、強くこすったりしていませんか?
強いマッサージは血行が悪くなってむくみ、摩擦によって肌荒れをおこしたり乾燥したりしてしまいます。
NG2:汚れた状態でマッサージ
オイルマッサージをまねて、クレンジングオイルで「化粧落としのついでマッサージ」なんてもってのほかです。
クレンジングは汚れを浮かして流すもの。
浮いた汚れで顔をマッサージしていることになります。
NG3:力まかせのマッサージ
「小顔には顔をすぼめると良いらしい」
そう聞いただけで、力いっぱい顔をすぼめる表情筋の自己流トレーニング、やっていませんか?
やりすぎはシワのもとです。
またシワやほうれい線のリフトアップで強く引っ張りすぎるのは、かえって皮膚が伸びてしまい、たるみの原因となります。
顔のマッサージに求めるものを明確に
そもそも顔のマッサージを始めたのは何故でしょうか?ここが一番重要なポイントです。
小顔になりたい、顔のシワやたるみを予防したいと、目的は人によって様々なのにも関わらず、目的に合っていないマッサージを一生懸命やっていても、意味がありません。
顔のマッサージは何のためにやるのか、求める目的や効果をしっかり意識しましょう。
本当は肌に悪影響。自己流の顔マッサージ
自己流の顔マッサージが逆効果と言われる大きな原因は、肌のメカニズムにあります。
肌の浅い部分は大きく分けて「表皮(ひょうひ)」と「真皮(しんぴ)」の2つのエリアになっています。
表皮
一般的に皮膚(肌)といわれる部分。4つの層が肌水分の蒸発を防ぎ、外部からの刺激を守っている。
真皮
表皮の下にあり、線維質のコラーゲンやゼリー状のヒアルロン酸などが、肌の弾力やハリ、水分を維持している。
肌の厚さは部分によって違いますが、最も薄いのが顔の表皮の1番外側の角層で、厚さはわずか平均0.02㎜です。
つまり、ちょっとしたマッサージであっても、ゆでたまごをサンドペーパーで擦るようなもの。
自己流の間違った摩擦によって肌は傷ついてしまいます。
正しいスキンケア、顔のマッサージとは?
スキンケアは手短に行い、できるだけ肌に負担をかけないように行います。
肌の仕組みを理解し、目的に合った顔のマッサージを行うことで、たるみやむくみを招かないマッサージ効果が期待できます。
負担が少ないクレンジングと洗顔
クレンジングと洗顔は、それぞれきちんと分けて行いましょう。
クレンジングは肌質に合ったものを選ぶことが大切で、一般的には、肌への負担がより少ないのはミルクタイプです。
洗顔は、まず、何も付けずにぬるま湯で軽く顔の汚れを落とします。
その後に、洗顔料をメレンゲのように泡立て、顔にのせたらTゾーン→Uゾーン→口・目のまわりの順に、なるべく30秒~1分秒以内で洗い、しっかりすすぎましょう。
正しい顔のマッサージはリンパの流れを良くする優しいマッサージ
マッサージを行う時間は朝が効果的。夜は一日の中で最も筋肉が固まっており、入浴しただけでは柔らかくなりません。
睡眠によって疲れやコリが回復する朝に行いましょう。
顔をこすらず、リンパの流れをよくする優しいリンパマッサージでむくみを予防することが正しいマッサージです。
リンパマッサージは顔の中心から耳たぶ裏のくぼみへ流し、最後は鎖骨で終わります。
表情筋のトレーニングは力まず、あまり動かさない筋肉だけを意識して動かすだけでOKです。
優しいマッサージでたるみ・むくみのない肌を、目指しましょう。
まとめ
顔のマッサージで大切なのは、刺激を与えず、優しく扱うことです。
皮膚はとても薄くてデリケート。
やりすぎるとむくみ・たるみの原因になり、肌にとっては逆効果になることを頭に入れておきましょう。
目的に合った顔のマッサージで肌を優しく扱うことで、リンパに働きかけることができ、たるみやむくみも予防できますよ。