自己流の顔マッサージは逆効果!?むくみやたるみに効果的な方法
2025.01.17たるみ予防・ケア
「小顔になりたい!!シワやたるみを予防したい!!でもエステに通う時間とコストが…。」
そう感じる人は「自宅でできるフェイシャルマッサージ」を実践している方も多くいらっしゃいます。
しかし実は、そこには気をつけなけばならない、むくみやたるみに繋がる落とし穴があるんです。
顔のマッサージは逆効果!?無知が招く3つの悲劇
自分自身でマッサージをしている方、次のNG行動はしていないでしょうか?
NG1:不適切な強さで こする刺激
頬を強くマッサージしたり、強くこすったりしていませんか?
強いマッサージは東洋人のお肌をくすませます、特に頬骨やこめかみは「肝斑」への悪影響に注意するエリア。圧や摩擦に十分な注意が必要です。また、それぞれのお肌状態ごとに、肌荒れをおこしたり乾燥の原因にもなります。
NG2:汚れた状態でのマッサージ
オイルマッサージをまねて、クレンジングオイルで「化粧落としのついでマッサージ」にも注意が必要。
そもそもクレンジングは汚れを浮かして流すもの。
できるだけ浮いた汚れをなくし、きれいな状態でお顔をマッサージしてください。
毛穴の中の汚れにも気を使いたいですね。
NG3:たるみ対策として「オーバー気味の圧」でのマッサージ
「小顔には顔をすぼめると良いらしい」
力いっぱい顔をすぼめる表情筋の自己流トレーニング、やっていませんか?
表情筋や骨格によっては、強い力でのやりすぎは かえってシワのもとです。
またほうれい線を浅くしようと「リフトアップ意識強めで引っ張りすぎる」のも、皮膚が伸びてしまい、新たなたるみの原因にもなりかねません。
顔のマッサージに求めるものを明確に
そもそも顔のマッサージを始めたのは何故でしょうか?ここが一番重要なポイントです。
小顔になりたい、顔のシワやたるみを予防したいと、目的は人によって様々なのにも関わらず、目的に合っていないマッサージを一生懸命やっていても、逆効果。
顔のマッサージは何のためにやるのか、また「この方法は私に合ってる?」といった視点をしっかり意識しましょう。
本当は肌に悪影響。自己流の顔マッサージ
自己流の顔マッサージが逆効果と言われる大きな原因は、肌のメカニズムにあります。
肌の浅い部分は大きく分けて「表皮(ひょうひ)」と「真皮(しんぴ)」の2つのエリアになっています。
表皮
一般的に皮膚(肌)といわれる部分。4つの層が肌水分の蒸発を防ぎ、外部からの刺激を守っている。
こする刺激が続くと、くすみや肝斑に悪影響が発生する部位。
真皮
表皮の下にあり、線維質のコラーゲンやゼリー状のヒアルロン酸などが、肌の弾力やハリ、水分を維持している。
表面に連続する弾力エリアでもあり、さらに下層に続く「リガメント」も存在。守る部位と攻める部位をわけたマッサージが大切。
肌の厚さは部分によって違いますが、最も薄いのが顔の表皮の1番外側の角層で、厚さはわずか平均0.02㎜です。
つまり、ちょっとしたマッサージであっても、ゆでたまごをサンドペーパーで擦るようなもの。
自己流の間違った摩擦によって肌は傷ついてしまいます。
正しいスキンケア、顔のマッサージとは?
スキンケアは手短に行い、できるだけ肌に負担をかけないように行います。
肌の仕組みを理解し、目的に合った顔のマッサージを行うことで、たるみやむくみを招かないマッサージ効果が期待できます。
負担が少ないクレンジングと洗顔
クレンジングと洗顔は、それぞれきちんと分けて行いましょう。
クレンジングは肌質に合ったものを選ぶことが大切で、一般的には、肌への負担がより少ないのはミルクタイプです。
洗顔は、まず、何も付けずにぬるま湯で軽く顔の汚れを落とします。
その後に、洗顔料をメレンゲのように泡立て、顔にのせたらTゾーン→Uゾーン→口・目のまわりの順に、なるべく30秒~1分秒以内で洗い、しっかりすすぎましょう。
正しい顔のマッサージはリンパの流れを良くする優しいマッサージ
優しくこすらず、リンパの流れも意識しながら刺激を与えることが正しいマッサージです。
リンパマッサージは顔の中心から耳たぶ裏のくぼみへ流し、最後は鎖骨で終わります。
表情筋のトレーニングを行う場合は あまり力まず、必要な表情筋を意識して動かすだけでOKです。
優しいマッサージでたるみ・むくみのない肌を、目指しましょう。
まとめ
顔のマッサージで大切なのは、刺激を与えすぎず、優しく扱うことです。
特にお肌の表面はとても薄くてデリケート。
やりすぎるとむくみ・たるみの原因になり、肌にとっては逆効果になることを頭に入れておきましょう。
目的に合った顔のマッサージで肌を優しく扱うことで、リンパに働きかけることができ、たるみやむくみも予防できますよ。