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肝斑がレーザー治療で悪化する原因と、その予防方法について

肝斑がレーザー治療で悪化する原因と、その予防方法について

2025.01.17肝斑予防・ケア

肝斑に有効なレーザー治療方法「レーザートーニングやピコトーニング(以下トーニング治療)」。

全国の美容皮膚科で行われている非常に優秀な治療方法ですが、実は最近、肝斑のトーニング治療をする上で問題報告が増えてきています。

 

肝斑治療で問題視されている「統一されない治療」

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レーザートーニングやピコトーニングは肝斑に効果的で優秀な治療方法なのに、なぜ問題が起きているのでしょうか?
それは、統一されていない複数のスタッフ(特に医師以外のスタッフ照射の場合も)が治療に関与する場合に多いようです。

・毎回 治療で照射する施術者が違う
・肌を診断する人と照射する人が違う

といったように、入れ代わり立ち代わり複数の施術者が治療をしているため「不要な治療がされている」ことが原因になっています。

肝斑に気づかず他の機器で治療し、肝斑が悪化した事例

レーザートーニング以外の治療機器でも、肝斑が悪化した事例もあります。
診察時に隠れた肝斑を見つけらないまま、経験の浅い施術者が美肌目的でフォト系の治療を行った後に、肝斑が発症してしまったという事例です。

フォト系の治療機器は美肌治療に有効なマシンです。シミ予備軍もケアできる優れものですが、誤った判断で治療するとお肌の状態が悪化してしまうリスクもあるのです。

肝斑は目で見えていなくてもお肌の奥に隠れています。
美肌目的でフォト系の治療を行う際も「肝斑が隠れてないか」「この治療を行って良い肌かどうか」という判断が出来ているかどうかで、治療の結果は一転します。

信頼と実績のある医師に、あなたの肌の現状をきちんと診断してもらおう

良い医師やクリニックに出会うことはとても大切なことです。これはどの分野でも同じですよね。
美容皮膚科医は全国にたくさん居ますが、経験や実績は同等ではありません。
特に一番難しい肝斑の治療については、「とりあえずピコトーニング」といったスタイルは危険です。

トーニングが肝斑に有効な治療であっても、肌の症状の判断や治療の仕方によって効果には雲泥の差が生じます。
特に肝斑は原因が複雑で、生理周期などでのホルモンバランス変動、ストレス、紫外線などにも影響されます。

単にトーニング治療とイオン導入だけで終わらせるのではなく、肌状態に応じて肝斑のタイプを慎重に分類しながら計画を立てて行くことがとても大切です。

お肌の悩みは、熟練された医師による確かな判断と施術で解決してきましょう。

信頼できる一人の医師に最後まで診てもらうのがベスト

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何度もお伝えしていることではありますが、レーザー治療は、やはり一人の医師が診断し、その医師が照射するというスタイルが安心できます。

「照射するスタッフが毎回違っても全員実績と経験が豊富な医師で、しっかり情報交換がなされている美容皮膚科」だとしても、そんなクリニックを探したり見つけるのはなかなか大変です。

実際のところ、レーザーをする施術者は、医師ではなくスタッフが行っているクリニックが多い現状です。
治る可能性のある症状であっても、治療する側の技術や知識が人によってバラバラだったり不十分な状態で施術をされると、効果が発揮されないどころか悪化する可能性もあります。最近の問題点としては、「ドクターストップ」がかかりにくいケースが挙げられます。
実は今の肌状態だと、一旦ストップした方が良いタイミングでも、ま、「とりあえずピコトーニングやりましょう」となる場合などです。

肝斑治療は「肌にこびりつく前」に

肝斑の特徴は人それぞれで異なるので「肝斑がどんなタイプで、どんな治療をするべきか」の判断がとても重要です。

・発症し始めの肝斑
・日光シミの周りに出始めた肝斑
・一度消えた後に再度出始める肝斑

このような「出始めの肝斑」と「しばらくお肌に居座っている肝斑」とでは、肝斑の特徴が異なるので治療の反応が変わってきます。
肝斑とシミが合併している場合は特に工夫を凝らさなければなりません。
複数の治療機器で治療する際には、シミ治療で使用する高出力レーザー治療のタイミングも考えながら治療を行います。

肝斑の出始めの時期が過ぎてしまい「表皮にこびりついた」ような肝斑の場合、美白美容液やクリーム、飲み薬のトラネキサム酸ではほとんど効果がでないというのが現実です。

お肌のくすみが気になり始めている方は、早めに受診することをおすすめします。

 

トラネキサム酸配合の飲み薬「トランシーノ」の効果は?

肝斑を発症した多くの方が「トラネキサム酸」を内服したことがあるとおっしゃいます。
市販のトラネキサム酸配合の飲み薬」は、3ヶ月間飲み続けるというルールがあるようです。

肝斑の症状の度合いにもよるでしょうけど、私個人的には、3ヶ月間内服しただけで肝斑の治療効果を実感された方は少ないです。
内服薬での肝斑の治療は「ブレーキ」の役割です。これ以上の進行を抑えることが主眼です。

 

まとめ

札幌シーズクリニックの院内風景

トランシーノなどトラネキサム酸を3ヶ月飲んでみて変化が無かった方、辞めると戻る方、レーザートーニングやピコトーニングを体験したことがあるけど良い結果が得られなかった方は、ご予約の方法をご確認のうえ、札幌シーズクリニックでの初回無料診察・カウンセリングをご検討してみてください。

当院は、診察はもちろん、レーザートーニングをはじめとするレーザー治療は、全てを院長が行っています。

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