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肝斑の治療と提案について

肝斑の治療と提案について

2018.10.10肝斑予防・ケア

肝斑を治したい場合

肝斑の飲み薬が市販されてますので

シミに悩んでいる女性にとって

「肝斑(かんぱん)」は おなじみの名前かもしれませんね。

30代から50代の女性の 頬骨の高い位置に

まるで スキーのゴーグルをつけた後のように

左右で対象に くすんだ感じがでてくるのが 代表的な症状です。

いくつかのバリエーションもあるのですが、

鼻根(ちょうど眼鏡の鼻あて部分)や

白唇(鼻の下)の他にも

上眼瞼 や コメカミ などでも見られます。

市販薬は トラネキサム酸といって

歯茎の出血防止や 風邪でのどが痛い時などにも使われる成分。

日光シミにはほぼ効果はでませんが

肝斑には 一定の予防効果が期待されます。

さて、肝斑を治療する場合、

説明をわかりやすくするために 次の2タイプに分けてみます。

トラネキサム酸への反応が

①良いタイプ

②あまり効果が見られないタイプ

①については、市販薬を3M程度飲むだけでも

肝斑が明るくなった実感が出るタイプ。

また、②については、

トラネキサム酸を飲んでも たいして変わらなかったり

濃さが変化したり、拡がるように思える場合

(ただし これらは薬の影響ではありません)。

飲み薬が効いてる実感のある方は

そのまま継続されると良いでしょう。

逆に、

効果実感がない症状や、

肝斑以外にもシミ取りを希望される方の場合、

また、女性ホルモンなどの薬剤を服用される方

については、

美容皮膚科での治療を検討されるとよいでしょう。

シーズクリニックで治療に用いる方法としましては、

・レーザートーニング

・ジェネシス(ロングパルスヤグレーザー)

・メソポレーション(薬剤浸透)

・半導体レーザー(通称 ソフトレーザー 無痛)

・ケミカルピーリング

・内服プラセンタ

・高浸透型ビタミンC/E、フラレン、トラネキサム酸のローションなど

を 症状に応じて組み合わせます。

飲み薬のトラネキサム酸については

あくまで レーザー刺激の予防の点からで使う方針

(内服しても効果実感がない方向けの治療だからです)。

一口に肝斑といっても

治療にとても反応の早いタイプもあれば

一進一退で非常に難しいタイプまで

治療への反応の点で バリエーションがあります。

また、メラニンの茶色が主体のタイプもあれば

どことなくピンク色の毛細血管も関係したタイプや、

はたして 肝斑100%と言えるのかな?といったタイプまで

色合いとしてのバリエーションもあります。

つまり、とても複雑な症状が肝斑 なのです。

こういったバリエーションが豊富なうえに、

女性の場合は

・メンタルの状態

・ホルモンバランスの影響

・シーズンによる紫外線の影響

・生活の変化(職場 睡眠 生理 パートナーとの関係などプライベート)

・メイク落とし

などで いっそう複雑さが増してくるので

単一のメニューだけで 安定した効果・結果を出すのは

非常に難しいと考えています。
ですから 肝斑の治療期間であっても、

・心おだやかに過ごせてるタイミング

と、

・プライベートで気になることや 気持ちの揺れが強い時など

では

肝斑の状態も代わってくるようです。

お肌の状態、心の状態、生活の状態などを全体でとらえながら

細かく メニューや内容を 切り替えていく

丁寧なプログラムをご提案しますので、

ゴールへすみやかに 導いていけると 考えています。

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